オアハカのセントロから西へ30分の村アツォンパから、
赤と土の色がシンプルなツリーオブライフの新入荷です。
こちらはアスンシオン・エンリケス工房の作品。
素焼きの土色の上には部分的に赤土がかけられています。
木の中央には創世記に登場するアダムとイブの姿が、また上部には枝に巻きつく蛇の姿も見えます。
木に止まる鳥の種類も様々で、ハト、ミミズク、クジャク、ニワトリなどが細かく作り分けられています。
満開の花や木の実、四方に広がる葉っぱの姿がなんとも華やかで愛らしい。
シンプルな色味と素朴な土の形が非常に魅力的で、迷いのない力強さも作品から伝わってきます。
お部屋のインテリアの中心になる、存在感抜群の作品です。
素材/陶器 針金
サイズ/高さ31 幅21 台座直径 11(cm)

女性職人 エンリケス姉妹
【サンタ・マリア・アツォンパの土器】
オアハカの中心部から30分ほどの村サンタ・マリア・アツォンパ。
古来からの粘土質な土地は、焼き物作りに向いていて、伝統的に陶芸が盛んな村です。
日用品や食器の生産地でしたが、60年代にテオドラ・ブランコという女性が
不思議な人形を作るようになり、それが観光客に飛ぶように売れたそう。
米国の副大統領まで務めたネルソン・ロックフェラーはとりわけテオドラの作品を
気に入り、在庫を全て購入したという逸話もある。
そのため、テオドラは"LIFE"の表紙を飾った唯一のメキシコの民芸職人である。
村はその影響下もあり女性の陶工が多いが、息子のルイス・ブランコや米国で人気の
Pitao Copicha工房のフランシスコなど男性の陶芸家も。
また壺で有名なPorras工房や画家のジョージア・オキーフが愛した緑釉薬の鍋など
もこの村で生産されている。