メキシコ州メテペックで作られた古い土人形。
聖ヨセフと聖マリア、子イエスの3体セットです。
ソテノファミリーの作品と考えられますが作者は不明…。
ビビットな色付けの塗料が経年により変化するのがソテノファミリーの作品の特徴のひとつでもあり、
こちらもピンクやパープルの色付けが色褪せてさらに良い風合いとなっています。
味わい深いナシミエント人形はクリスマスのインテリアとしてもおすすめです。
*ヨセフ、マリア、イエスともに手にダメージがあります。画像をご確認の上あらかじめご了承ください。
*梱包サイズが80を超えるため、西濃運輸(送料1100円)での発送となります。
素材/陶器 椰子
サイズ/
《ヨセフ》高さ28 幅14 奥行き10
《マリア》高さ30 幅13 奥行き8
《イエス寝た状態で》高さ4 幅5.5 奥行き14
《カゴ》18.5×12.5高さ5 (cm)
【メテペックの陶芸】
メキシコ州トルーカの離れ町メテペックは、陶器生産が盛んな町。
大昔は山岳地帯 ネバダ・デ・トルーカの湖の一部だったという地質から
陶芸に良質の粘土がよく産出したようです。
現在でもたくさんの工房があり民芸品だけでなく、食器や植木鉢など日用品の焼き物も生産されています。
一躍、この小さな町の名を知らしめたのはモデスタ・フェルナンデスという女性の職人。
彼女が作っていた水玉の小さな魔除け人形を1920年頃、ディエゴ・リベラが絶賛し、
メキシコシティの民芸博物館で個展まで開催させたそうな。
息子や娘たちも焼き物作りを手伝い、それぞれ工房をもつようになります。
彼らは現在ソテノファミリーと呼ばれ、ビビッドな色彩の生命の木や人魚を現在でも
作り続けています。
またゴンザレス工房やオルテガ工房など著名な職人がいる名工房では主にナチュラルな
土の素地を基調とした生命の樹や土人形の一大産地でもあり、
日用品の器に至るまで様々な陶器が生産されている街でもあります。

(モデスタ・フェルナンデス)