
首都メキシコシティからそう遠くないメキシコ州の街メテペックで生産される陶芸品。
伝統的に焼き物作りが盛んで、日用品の食器類からツリーオブライフにいたるまで、
トナラと並ぶ陶器の生産地です。
中でもビビッドな色彩の陶芸で有名なソテノファミリー。
長男であるアルフォンソ・ソテノが手がけるマンチャド=水玉の人形シリーズ。
元は母であるモデスタ・フェルナンデスが生み出したもので、この水玉人形を見た
ディエゴリベラが1930年代にたくさん買い、博物館に紹介することでメテペックの彩色陶芸は有名になります。
☞ソテノファミリーはこちらのリンクをご参考に。
一時は途絶えていたこの水玉スタイルを、アルフォンソさんが近年再び作るようになりました。
数あるメテペックの工房でも、型を持つ工房はソテノファミリーだけです。
なぜこのように水玉の模様になったかは不明ですが、ビビッドなメテペックらしい
色使いのオリジナルであることは間違いないです。
こちらは大きなサイズの馬に乗る男性。
上品な燕尾服を着ているので貴族でしょうか?
背面は空洞になっておるので軽く、土台で安定感があります。
伝統的に作られているモチーフでソテノファミリーの代表的な、陶人形になります。
*足の付け根と帽子の付け根に修復跡がございます。画像で御確認ください。
素材/陶器
サイズ/高さ 32 幅 19 土台奥行き 11(cm)