メキシコシティのガラクタ市で発見した大きな絵皿。
土の素地に柔らかな絵柄が描かれた古い時代のもの。
おそらくメキシコ州メテペックで作られたもので "El Ranchito"=小さな牧場と
描かれています。
大きなパームツリーと朝を知らせるニワトリ、その背後には朝日の姿が。
田舎の朝を表現した温かみのある装飾皿でインテリアとしても存在感のある
メキシコの民藝です。
*右下にカケがあり、中心にかけて薄いヒビが見受けられます。
破損などの心配はありませんが、画像でご確認くださいませ。
大形商品のため西濃運輸(送料 1100円)での発送になります。」
素材/陶器
サイズ/直径 40 高さ 4.5 (cm)
【メテペックの陶芸】
メキシコ州トルーカの離れ町メテペックは、陶器生産が盛んな町。
大昔は山岳地帯 ネバダ・デ・トルーカの湖の一部だったという地質から
陶芸に良質の粘土がよく産出したようです。
現在でもたくさんの工房があり民芸品だけでなく、食器や植木鉢など日用品の焼き物も生産されています。
一躍、この小さな町の名を知らしめたのはモデスタ・フェルナンデスという女性の職人。
彼女が作っていた水玉の小さな魔除け人形を1920年頃、ディエゴ・リベラが絶賛し、
メキシコシティの民芸博物館で個展まで開催させたそうな。
息子や娘たちも焼き物作りを手伝い、それぞれ工房をもつようになります。
彼らは現在ソテノファミリーと呼ばれ、ビビッドな色彩の生命の木や人魚を現在でも
作り続けています。
またゴンザレス工房やオルテガ工房など著名な職人がいる名工房では主にナチュラルな
土の素地を基調とした生命の樹や土人形の一大産地でもあり、
日用品の器に至るまで様々な陶器が生産されている街でもあります。