20cmサイズの陶人形。陶器の街 イスカールで作られた細かな模様が描かれたフォークアート。
大きなソンブレロに立派な髭と出っ張ったお腹が特徴の革命家パンチョ・ビジャ。
パンチョことフランシスコ・ビジャはドゥランゴ州生まれで19世紀末から
20世紀の革命時代に活躍したが、最終的には国の正規軍と米国に
自身の軍は鎮圧され、北部で農家となるか最後は暗殺された生涯。
西部劇やメキシコ革命をテーマにした映画にキャラクターとしてたくさん登場し、
サパタとともにメキシコの英雄ともいえます。
彼は闘鶏が趣味だったというのは有名だったので、
この人形でも鶏を抱いているよう。
衣服のターコイズブルーや表情も良い雰囲気で
インテリアとしても メキシコらしい人形です。
【バルブエナ・アロンソ工房】
生命の樹が生まれた街プエブラ州イスカール・デ・マタモロスにある
老舗の陶芸工房。
ホアキン・バルブエナとルフィーナ・アロンソ夫妻が二人で製作している。
ミニチュアの動物の燭台やサーカス、ブレーメンの音楽隊を思わせる
キャンドルホルダーなどが得意で現在このような作品を製作しているのは
この工房だけになってしまい、メキシコ民芸界では貴重な存在でしょう。

(画像は2023年9月撮影)
素材/陶器
サイズ/高さ20 幅 9 台座幅9 (cm)