
今やアンヘリコ・ヒメネスの代表作となった赤いナワルです。
大阪の国立民族学博物館に収蔵されているものと同じ意匠で
サイズも体長50cm 高さはツノを含めると1m近い大きさ。
オアハカだけでなくメキシコ各地に伝承される萬話で、古代文明の時代に
位の高いシャーマンは前世の動物に変身できる。
人面の動物が遺跡の壁画にあることから、メキシコで有名な架空の動物と言えます。
ヒメネス・ファミリーは父マヌエルとアンヘリコが80年代後半にナワルを製作するようになり、
オアハカン・ウッドカーヴィングのシンボルのような存在になりました。
ヤギ以外にもシカやコヨーテ、フクロウなどのナワルを現在でも製作しています。
*アンヘリコ・ヒメネスは2024年12月急逝したため、製作は
長男のロケと娘のマリカルメン夫妻が担当します。そのため価格に変動が
ありますので、お見積もりをいたします。
*大型商品のため送料は別途お見積りいたします。
*納期は3ヶ月ほどかかります。
*お支払いは実際の作品発送時になります。
*価格は2024年2月時点です。為替や原価により価格が変動する場合がございます。
*ボディ、パーツをご指定いただけます。ご希望の場合は備考欄に入力ください。
素材/ 木 竜舌蘭
サイズ/ 約 高さ 95 体長 50 厚み 14 (cm)
-ARTIST-
Angelico Jimenez Hernandez(アンヘリコ・ヒメネス・エルナンデス)
1954年生まれ。
マヌエル・ヒメネス・ラミレス の次男で12歳から父の木彫りを手伝い始める。
彼が製作に加わるようになり、大きく作風が変化。
しっかり研鑽し滑らかな質感の仕上がり。
またいち早くアクリル塗料を取り入れ、ドット模様や細部に至るまでムラなく塗装が為されるようになり、
現在のファミリーの作風を作り上げた功労者とも言える。
作家性を保つために署名をいれるようになり、父マヌエルのサインも彼が代わりに書いていたようだ。
大きなサイズの人形を得意とし、緑や青の着色が好み。
息子2人のうちロケ は製作を中断中。アンヘリコJr は木彫り人形を製作しているが、
ファミリーの作風とは異なる現代的なスタイルで自ら工房を設立している。
娘マリカルメン夫妻が現在は父の製作を手伝っている。
ほぼ注文品のためオアハカ市内の民芸品店でも作品を見かけることは少ないかもしれない。