
シルバーで栄えた街タスコで、春の1週間だけ販売される土人形。
産地はタスコから車で1時間ほどのメキシコ州イスタパンで作られているそうです。
セマナサンタの復活祭のため、各家庭にお供えする食物を飾るためたくさん食器が作られます。
そのような素焼きをアレンジした土人形。
全面に塗られたニスがキラキラ反射して美しい。
白や緑色のラフな彩色がかえって素敵に仕上がっています。
セマナサンタの初日であるDomingo de ramos=パームサンデーの日曜に
合わせて椰子やカゴをもった女性が代表的なモチーフ。
また春の訪れを祝う音楽隊のモチーフもたくさん生産されています。
【セマナサンタ】
英語ではイースター、日本語では聖週間や復活祭と呼ばれるカトリックの春の大きな行事で、
聖書に基づいた福音儀式が毎日教会を中心に開催されます。
1日目の日曜はキリストが、エルサレムに入城する際に民衆たちは、オリーヴやヤシの木で道を作り出迎えた事から
パームサンデー(ドミンゴ・デ・ラモス)と呼ばれ、椰子で編まれた花飾りを持って礼拝に行く習慣が残されています。
木曜日に最後の晩餐から4日間は街中で聖書に基づいたイベントが催されます。
そのためメキシコだけでなくカトリックの国ではバケーションシーズンとして連休となるようです。
またキリスト復活の日は「春分の日の次の満月の後の最初の日曜日」とされているため、
毎年日程が異なります。
素材/土器
サイズ/高さ 18 幅7 奥行き 10 チューバ 高さ 19 幅 8 奥行き 9 (cm)