オアハカ リトグラフ 版画 [竹田鎮三郎 Vamos a la Vela! '91 ] エディション

41,800円(税込)

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80年代後半から90年代にメキシコに住んでいたお客様からの買取の美術作品。

オアハカのベニート・ファレス美術大学で、
長く学長を務める竹田鎮三郎氏のリトグラフ作品です。

1991年のエディション(ナンバリングされた版画作品)で幅広のサイズが収納されているフレーム込みです。

愛知県瀬戸市出身の竹田氏は50年以上オアハカで暮らし、現地の学生たちに絵画や版画の普及に努めてきました。

メキシコで美術を志す若者やアーティストの中で知らない人はいない程の存在。

渋谷駅に恒久展示されている岡本太郎の「明日の神話」の製作者の一人でもあったことや
水木しげるがメキシコを旅した紀行本「幸せになるメキシコ」でも大々的に紹介されたことから、メキシコを愛するコミュニティの中でも著名な美術家です。

ポップアートのような抽象的な作品からキュビズムのような絵画の時代もありますが、
多くのモチーフはオアハカの先住民の文化や暮らしで、油彩や版画で力強く、そしてユーモアたっぷりに描かれた作品が特徴。

こちらは1991年に発表された" Vamos a la Vela"と題されたリトグラフ作品。

オアハカの南東部にあるフチタンの街のフィエスタの様子を描いています。

「ムシェ」と呼ばれる第三の性を持つ存在(トランスジェンダーの男性)
が世界的に知られる街フチタン。

LGBTが現在のように認められるはるか以前から、彼女ら(彼ら)の存在が重要な位置を占める街の家族構成は独特の文化を作り出してきました。

Vela=キャンドルと称される五月に開催されるお祭りで、様々な食材を頭に乗せ
ソカロへ繰り出す、インディヘナやムシェと家畜の姿を描いています。

この左向きの行進シリーズは竹田氏の得意とする構図で、他にも様々なモチーフで
オアハカの先住民女性を描いています。

30年前の作品で褪色もありますが、日本で入手は難しいShinzaburo Takedaの
貴重な版画作品。

額装もされた素晴らしいエディションであることは間違いないでしょう。

*こちらは150サイズの大型梱包になるため、送料は別途お見積もりいたします。
あらかじめご了承くださいませ。


素材/紙 ウッドフレーム
サイズ/縦 53.5 幅93.5 厚み 2(cm)



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