モレーロス州のトラヤカパンという小さな街で
作られている魔除け人形の天使。
天然染料のコチニージャと石灰を混ぜた胡粉で着色し、ラメを施した独特の色彩。
セットになった人形を並べ笛を吹き、
悪い空気を土に沈める儀式のため1930年代にフェリパ·エルナンデスという女性が作るようになりました。
母親がクランデラ(祈祷師、ヒーラー)だったせいか、偶然的必然?で産まれた人形です。
娘のマリア·レジェスに受け継がれ
現在は孫のアイデー·ファレス·レジェスさんが、
伝統的な技法で製作を続けています。
こちらはキャンドルホルダーがついた天使の人形。
小さいサイズですが、翼や燭台などしっかり作られています。
ピンクとオレンジのビビッドなカラーですが
どこか懐かしい雰囲気の土人形。
作者のアイデーさんが祖母の伝統を継承した
素晴らしいメキシコのフォークアートです。
このような彩色人形を製作しているのは、このファミリーだけですので
メキシコ国内でも貴重な民芸品になります。
※天使の足元と燭台の根元に修復跡があるためアウトレット価格です。
商品の状況を画像であらかじめご確認ください。

(アイデー・ファレス・レジェスさん。2025年3月撮影)

(2023年にクエルナバカの民芸博物館にて開催されたフェリパ・エルナンデスさんの回顧展ポスター)
素材/陶器 サイズ/高さ14 幅 7 厚み6.5 (cm)