

メキシコ州トルーカの離れ町メテペックは、陶器生産が盛んな町。
現在でもたくさんの工房があり民芸品だけでなく、食器や植木鉢など日用品の焼き物も生産されています。
一躍、この小さな町の名を知らしめたのはモデスタ・フェルナンデスという女性の職人。
彼女が作っていた水玉の小さな魔除け人形を1920年頃、ディエゴ・リベラが絶賛し、
メキシコシティの民芸博物館で個展まで開催させたそうな。
息子や娘たちも焼き物作りを手伝い、それぞれ工房をもつようになります。
彼らはソテノファミリーと呼ばれ、ビビッドな色彩の生命の木や人魚を現在でも
作り続けています。
当店ではモデスタの孫にあたる40代の職人カルロス・ソテノと現在は
もう生産されなくなった、復刻品のプロジェクトをスタートさせました。
こちらは明るいイエローカラーが印象的なツリーオブライフ。
メキシコの民芸を代表するアイテムである生命の木を、メテペックらしい色彩と金色のアクセントで
まとめ上げた素晴らしいリプロダクト。
アダムとイブではなくイエス誕生のモチーフも珍しく、新しい命を喜ぶ祝祭感に溢れています。
80年代まで使われていたアニリナと呼ばれる染料で着色されています。
現在は濃厚なカラーですが、日光の当たる場所や照明が明るい下に飾ると
経年により褪色がはじまり、エイジング感が増していくでしょう。
メキシコだけでなく米国でも欧州でも存在しない、ここ大阪だけの
素晴らしいArbol de la Vida=生命の樹の燭台になります。
*24cmサイズのものと天使が異なります。複数在庫ございますので若干個体差がございます。
素材/陶器
サイズ/高さ28 幅23 底直径 7.5 (cm)