本田さんが現地で実際に見てきたメキシコの記憶を元に描かれた作品たち。
こちらは生命の樹と呼ばれるメキシコの民芸品をモチーフにした作品の一つ。
スペイン語で"Arbol la vida" 英語で"Tree of life" 日本語で「生命の樹」と呼ばれており、
蝋燭を灯す燭台として使われています。
この生命の樹が盛んに作られる地域では、お祝い事などがある時に贈られるものだそう。
こちらはサルをモチーフとした生命の樹。
花や果物、小鳥たちが散りばめられた見どころ満載の作品。
"メキシコの伝統民芸品「生命の樹」をベースにした作品群。
樹に張り付いてる動植物、模様を自分の好きなモノに置き換えていく作業が楽しかった。"
オイルパステルで画用紙を真っ黒に塗ってから、その上に塗り重ねたジェッソの白を削り取って
またジェッソを塗っての作業を繰り返しグレートーンを出していき、
最後にアクリル絵の具で着色する、という”スクラッチ技法” を使って描かれているため、
カラフルながらも少しグレーがかった奥行きのある色味が魅力。
また、それぞれの色に合わせてグレーの濃淡も変化させていたり、
何度も色を重ねる作業を繰り返したりと、作品一枚にかなりの時間をかけて制作されています。
刺繍や細部の描き込みも見どころ。
画面いっぱいに描かれた世界。
ご自宅用やプレゼントにもおすすめです。
※作品は木製フレーム(アクリル入り)に額装した状態でお届けします。
2022年制作
オイルパステル、アクリル絵の具、ジェッソ、紙
額サイズ/242 x 203 mm
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本田 あまね:::
プロフィール
1996 ヨーロッパ・モロッコ取材旅行
1998~1999 インド・東南アジア取材旅行
2000 シルクロード(中央アジア・カフカスルート)取材旅行
2014~2015 中南米取材旅行
受賞、仕事少々。個展多数。
20代半ばより独学で絵を描きはじめました。
海外放浪をきっかけに旅が主な作品のテーマとなり、
現在にいたるまで旅をしたときの記憶や未踏の地に馳せる想いが制作の原動力となっています。
絵を見た人がその土地の空気を感じられる、旅に出たくなる、そんな作品をめざしています。
最近は世界の民芸品に心惹かれていて、それらの持つ愛らしさやプリミティヴな力強さを自分の作品に取り込んでいけたらと思っています。
自己流で色々な画材や技法を試してきましたが
2008年からはオイルパステルとジェッソ、アクリル絵の具を使ったオリジナルのスクラッチ技法を継続して取り組んでいます。
instagram→
@ama_mo
HP→
hanareroba.wixsite.com/mysite
本田あまね展(2022/11/19-2022/11/27)の詳細はこちらから!