テオティトラン・デル・バジェのタペテ工房 ”Ruiz Bazan ”
職人はヴィセンテとヴァレリアのメンドーサ夫妻。
40代と30代の若き職人ですが、細かく色を分別した染糸を
使い分け、モダンなデザインでラグを織ります。
また以前はメキシコシティのインテリアブランド
"Mob Estudio"
の下請けで生産していたそうで、デザイナーが配色を決めていたため
現代的な印象のウールラグが多く、他の工房と一線を画しています。
こちらは150cmの大判シリーズ。
オフホワイトをベーシックカラーに、フレチャ=矢を思わせるデザイン。
両サイドにはブラック、中央にはブラウンの落ち着いた配色は、シンプルなデザインのインテリアが
多い日本の住宅にジャストフィットしそう。
季節問わずお使いいただけるサポテックラグになります。
素材/羊毛
サイズ/ 146 x 82 フリンジ 57(cm)
*新品ですが、表面に毛羽立ちがございます。ご使用に問題はございません。

(2025年3月 撮影)
【タペテ・サポテクラグ】
オアハカ州では主に3つの村で羊毛のラグが生産されています。
どの村名も「デル・バジェ」=谷間と呼ばれる山嶺の村々。
高山には周囲には糸の染色に必要な植物が自生しています。
中でも代表的な村がテオティトラン・デル・バジェ。
この村の代表的な職人が2022年に鬼籍に入られたイサク・バスケスさん。
技法が途絶えていた天然染色を1940年代に復活させ、
ラグの品質を高めシンボリックなデザインは
米国で評価され村ではラグを生産するファミリーが増加。
村の代表的な産業に発展しました。
現地ではタペテ(敷物)と呼ばれていますが、サポテコ族の住む村で作られることから�爛汽櫂謄奪�ラグ”とも呼ばれています。
コチニールとよばれるサボテンにつく虫からとる赤や、藍のインディゴ、
山でとれる草木をつかって天然の染料で染めた糸をはじめ、
鮮やかな色味を出すために化学染料染めの糸も併用してタペテを織ります。
どの工房も糸の染色は自家製で仕上げています。
煮出す温度や、鍋からあげるタイミングで色味が変わるため、一枚の敷物の中の同じ色でも少し色味の違いが見られることも。
さまざまなサイズに合わせた織り機で一枚一枚時間をかけて織られています。
現在はインテリアとして趣きを置いた、絵柄や細かい文様、多色使いのスタイルも多いですが、
サポテコの伝統的なシンボルを用いた力強い図案も健在です。