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メキシコでがいこつの絵と言えば思い出すのが、風刺画家「ホセ・グアダルーペ・ポサダ」さん。

彼は19世紀にディアス独裁政権下で、カラベラ＝ガイコツをモチーフにして、政治家や富裕層を揶揄した様々な風刺画を新聞やタブロイド紙に発表していました。

こちらはその出版を手がけていたVanegas Arroyo社が復刻した、当時の版下を利用したサロンのゲームと名付けられた版画セット。

トランプやロテリア(ビンゴのようなカードゲーム)、双六のようなゲームのボード版や、そのほかゲームに使われていたカードたちが刷られています。

19世紀後半から20世紀半ばにかけて人気を博したテーブルゲームを次の新しい世代に引き継ぐことを目的に作られたようです。

厚めの画用紙に刷られたものが7枚、半紙のような薄い印刷用紙に刷られたものが4枚、概要が記された説明用紙が1枚付属しており、見ているだけでもワクワクするようなものばかり。
“JEGOS DE SALON”のタイトルが記された厚紙で挟むように閉じられています。

メキシコの出版文化を今に伝える、貴重な資料ではないでしょうか。











素材／紙
サイズ／縦32 横43(cm)
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