オアハカのアツォンパという村で伝統的に作られている素焼き陶器。
素焼きの上に緑の釉薬を塗り、全面コーティングされたものが有名ですが、
素焼きのままのシンプルなものも普段使いの陶器としてたくさん生産されています。
こちらはそんなアツォンパで作られている、それらとはまた違うさらに新しいタイプの陶器。
同じオアハカ州のサンバルトロ・コヨテペックで作られる黒い陶器バロ・ネグロのように
黒い色味をもったものがここ最近アツォンパでも作られるようになりました。
黒くする方法はバロ・ネグロとは異なり、窯で焼成したのち、熱いものをオガクズの中に直接突っ込み、炭化させるというもの。
その際に発生するムラが、陶器にそのまま模様として残っています。
このマセタのように目の細いインディヘナ(先住民)のような顔をつけるのも
現在はオアハカのいたる村でも見られるようになり、このタイプが流行っているようです。
大きな鼻と少し腫れぼったい目と口。またサイドには小さい耳もつけられています。
底には水が抜けるための穴が開けられており、持ちやすいようグリップつき。
マダラについた模様が魅力的です。
伝統的な製法から進化し、デザインも洗練されていくオアハカの陶器。
サボテンなどの観葉植物を飾っておくのにぴったりです。
素材/陶器
サイズ/口径 8 高さ8.5 幅 13(グリップまで含めて) (cm)