ビンテージの四つの鈴がついたイスキラと呼ばれるベル。
「世界の民芸」でも濱田庄司氏に紹介され、またイームズハウスの玄関の呼び鈴として
使われていたりと、50年代のデザイナーや民芸職人に愛されてきました。
こちらはメキシコシティのガラクタ市で店主が発見したビンテージのもの。
高度な形成技術が必要なため、途絶えていましたが塑像できる工房を発見し、
当店では独自に注文した復刻タイプも扱っていますが、
それらと比べると昔のものは口径が大きく、中心部が薄い構造で、
表面の研磨具合も粗々しさが残っています。
14cmほどの小ぶりなサイズでミニマム感が可愛らしく、
手軽にメキシコの古き良き民藝に触れていただけます。
【バロ・ネグロ】
黒陶と呼ばれるオアハカのコヨテペック村で作られる陶芸品。
サポテカの先住民時代から作られていましたが、技法は途絶えていました。
しかし1953年にドーニャ・ロサという女性が試行錯誤の末、黒く光る陶芸を復興させます。
それまでも陶器作りだった盛んだった村は黒陶工房が瞬く間に増加したとか。
土に水を混ぜ粘土にしてから、形を作っていきます。
乾燥する寸前にメノウ石で磨くことにより、光沢がでるように。
窯で温度を低く短く焼いた後に密閉して炭化させることで、黒い焼き物に変身します。
*小さなキズやスレがございます。画像でご確認の上あらかじめご了承ください。
素材/陶器
サイズ/縦14 横14 口直径 約6 (cm)