大きなサイズのかわいらしい黄色い人形。
あの人気アニメキャラクター、禁断のピカチュウ...?
黄色い体と2本の黒い背中の縞模様、尖った黒い耳の先端、赤いまるいほっぺ、そして稲妻型の尻尾...ではなくツンと上向きの短めな尻尾。
まんまるとした目を持ち、デフォルメされた造形はインパクト抜群です。
立体的な造形を360度楽しめるように吊り下げタイプのパペルマチェになります。
尻尾の辺りでは造形の工程が垣間見られ、背景が思い浮かぶようですね。
趣味のお部屋のインテリアやお子さんへのプレゼントなどにもおすすめの商品です。
ふくらみがあり芯は硬いですが、黄色の紙テープや顔のパーツは柔らかく繊細な素材になっています。
体の中心には銀色のテープのような跡があります。
手足の先など少し色味が暗くなっている部分があります。
【パペルマチェ~メキシコの張り子】
新聞や段ボールを糊で固めて形成し、下地剤や塗料で強化した
玩具や人形を日本語では張り子と呼ばれています。
赤べこや張子の虎に代表されるよう、各地の郷土玩具や神社のお守りなどで
現在も生産されています。
メキシコでは古代アステカ文明の時代から漉き紙を生産する技術があり、
祝祭などで使用する仮面などはすでに張り子で作っていたようです。
スペイン入植後に欧州の郷土玩具の技術が伝わり、立体的な人形を作るように
なりました。
19世紀ごろ、カトリックの行事のためにたくさんのモチーフが作られるようになり、
それぞれの季節で種類は異なるものの、パペルマチェ(強い紙)を作るカルトネロ(ダンボール張り子作家)
は現在でも活躍しています。
メキシコシティではソノラ市場の側に暮らすリナレス一家が「アレブリヘス」と呼ばれる奇抜な生き物の
張子人形を生産しています。
またグナファト州セラヤでは張り子職人組合があり、春のフダス人形や秋のガイコツ人形などたくさん生産している街です。
素材/紙
サイズ/ 約 高さ 29 幅 29 奥行 15 (cm)