世界中のフォークアートコレクターを魅了するオアハカ州の木彫り人形。
現在では技術や表現方法が進化し、メキシコを代表する民芸品になりました。
中でも小さな村「ラ・ウニオン・テハラパン」で暮らすサンチアゴ一族の作品が
ここ近年、評価が高く日本でもちょっとしたブームになりつつあります。
それは1950年代から作られ始めた、ウッドカービングの素朴さと簡潔さを保ちながら
職人さんたちが伝統のスタイルを受け継いで生産しているからでしょう。
サンチアゴファミリーで最も著名なマルティンさんの息子であるレイナルドさんの作品。
彼が20歳くらいに製作したという80年代前半の貴重なビンテージのもの。
新郎新婦とそれぞれの御付き?の男性。そして五人の楽団員。
皆リアカーに乗せられ教会にでも運ばれていくのでしょうか?
現在作られているものより技術は稚拙ですが、この時代のアニリーナの染料のカラーや
人物の表情など、愛らしさに溢れたウッドカービング。
このようなセットのものはかなりレアで、欧米のコレクターの間でも高値で取引されています。
なにより幸せな雰囲気が伝わってくるフォークアート。ファンの方にオススメします。
*花嫁の花は木製ではございません。こちらで用意したもの。それぞれリアカー内には接着剤で固定されています。
サイズ/ 高さ18 リアカー 19x19 引き棒の長さ27 (cm)