50年代にオアハカのアラソラ村でマヌエル・ヒメネスさんが作り始めた木彫り人形。
観光客にたくさん売れるようになり、
瞬く間に木彫り職人は増え、他の村でも同様のものが製作されるようになりました。
ウッドカービングと英語で呼ばれていた人形は、怪物や想像上の生き物が
モチーフになっていき、派手な彩色からアレブリヘス(妖怪のようなもの)と呼ばれるようになります。
しかしそんな流行とは無縁で、観光客どころか現地のメキシコ人でも寄り付かない
ラ・ウニオン・テハラパン村のサンチアゴ一族は、
古いウッドカービングの製法のまま木彫人形を作り続けてきました。
2019年に老衰のため鬼籍に入られたフランシスコ・サンチアゴさんの長男の
オクタビアノさんの作品。
普段は畑仕事が忙しく、木彫り人形はあまり作っていませんが
この可愛らしい天使の壁飾りが素晴らしく、特注で製作していただきました。
2人の天使がコラソンの前に手を繋いでるように見えます。
朴訥とした表情は、人物像が得意だった父フランシスコさんから
受け継いだ作風で、ベールの絵柄や模様の可憐さは一族の中でも
ピカイチではないかと思います。
飾っておくと天使が見守ってくれるような気にさせる
素晴らしい木彫りのオーナメント。
カップルの記念日や贈り物にオススメします。
サイズ/高さ 11 幅 13. 厚み 2 (cm)