1950年代から1980年代まで、プエブラのアカトランという街で工房を持っていた
エロン・マルチネス・メンドーサ。
30年以上に渡り、ファンタスティックな陶器を生み出しメキシコのフォークアートの
歴史に名を残す偉大なグラン・マエストロ。
彼と妻のオリビアが60年代に製作した数々の白い陶製オブジェは、
アレキサンダー・ジラードや利根山光人といった、メキシコ民芸のバイブルとも言える
著書でその名を刻んでいます。
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またメキシコ国内の民芸品を紹介する書籍にも必ず作家名が掲載されており、
作家性がない時代に、稀有な職人だったのが歴史から伺えます。
こちらはメキシコの工芸職人が収集したコレクションの放出品。
裏面に購入した73年とエロンさんの名前が記されています。
おそらく1960年代末に作られたものと思しき少年と鳥の燭台。
ドーナッツ?or パン?のような皿があるので公園でのおやつタイムにひと時かもしれません。
独特の文様とカラフルなペイントでその可愛さは随一。
メキシコのフォークアートの中で最も人気があり、かつ現在はその作品の入手が困難な
今は亡きエロン・マルチネスの素晴らしいビンテージフォークアートです。
素材/陶器
サイズ/高さ 10 横幅6.5 縦 16.5 (cm)