メキシコの中央部に位置するハリスコ州トナラの街で作られている
代表的な「トナラ陶芸」
ブルニードとは研磨するという意味で、顔料で絵付けを施した後、
メノウ石で表面を磨き光沢を出します。
80年代半ばにトナラの工房の多くは高温のガス窯を導入。
釉薬の技法を取り入れるとともに、陶磁器の大量生産に移行します。
土や天然顔料を使い、着色技術が必要なブルニード技法は
製作に時間がかかることも有り、急速に廃れていきました。
こちらはグアダラハラの骨董市でピックアップした
古めかしい土皿。
ブルニード技法ですが、線で面を埋める絵付けは
初期のペタティージョ模様の一つ。
80年代後半に生まれた斜線を細かく描き、模様に見立てる
着色技法です。
ペタテと呼ばれる藁のゴザの編み方からそう名付けられました。
墨色のフクロウが植物の中で遊んでいるような画。
民画とも呼べるトナラらしい瀟洒な絵皿です。
サイズ/ 直径25.5 高さ3 (cm)
【トナラの陶芸】
ハリスコ州のトナラは
各地の先住民文化からなる野焼きのものと異なり、早くから高温の窯で焼き上げた
質の高い陶器や磁器を生産してきた地域。
また伝統的に日用品、粗物として器がたくさん作られてきました。
研磨したブラウンカラーに絵付けしたブルニード技法や
シナモンカラーのカネラ技法。面を埋める絵付けのペタティージョなど
様々なスタイルのものがあります。