世界中のフォークアートコレクターを魅了するオアハカ州の木彫り人形。
現在では技術や表現方法が進化し、メキシコを代表する民芸品になりました。
しかしひっそりと小さなウニオン村で作られる作品は、
1950年代のスタイルそのままの素朴な作風で人気があります。
マルティンやキリーノのサンチアゴの兄弟たちを第一世代とすれば、
その息子や甥たちは第二世代の60歳台の職人。
中でもマルティンの甥であるマクシミアノさんは、独自のオリジナリティあふれる作風で評価が高い職人です。
こちらは家族が分担して製作している、小さな動物シリーズ。
彫りは息子のファン・ホセが担当しており、塗装は奥様や娘の仕事。
本を読んだり楽器を奏でたり、カラフルでおシャレな服も可愛らしい。
鮮やかなミントグリーンの顔をもつギタリストのカバ。
楽しげに弾いてる様子が伝わります。
*一部、ボンドのはみ出しがあります。画像でご確認ください。

(マクシミノファミリー 2021年6月撮影)
素材/木
サイズ/ 高さ 6.5 幅 3 奥行き 4.5(cm)
【オアハカン・ウッドカーヴィング (ウニオン村)】
50年代にオアハカのアラソラ村でマヌエル・ヒメネスさんが作り始めた
木彫り人形。
目の前にある大きなモンテアルバン遺跡が世界遺産に登録され、
観光客が増加。
遺跡近くまで売りに出向いたマヌエルの目論見は的中。
人気作家になり村にまで買いに来る観光客も増えました。
そして
瞬く間に職人は増え、他の村でも木彫人形が製作されるようになりました。
ウッドカービングと英語で呼ばれていた人形は、怪物や想像上の生き物が
モチーフになっていき、派手な彩色からアレブリヘス(妖怪のようなもの)と呼ばれるようになります。
しかしそんな流行とは無縁で、観光客どころか現地のメキシコ人でも寄り付かない
ラ・ウニオン・テハラパン村のサンチアゴ一族は、
古いウッドカービングの製法のまま作り続けてきました。