伝説の陶芸職人 エロン・マルチネスとその家族が1960年代に製作したツリーオブライフ。
子供や女の子、動物の土人形の可愛らしい表情と、独特の文様デザインで
アメリカで人気を博した陶芸品です。
こちらコンディションが抜群で家族と思しき人型ち天使が連なってツリーになっている造形。
それぞれの手から鳩がぶら下がり、なんともほのぼのと見惚れとしまう作品です。
ミッドセンチュリーのデザイナー、アレキサンダー・ジラードは数万点とも言われる民藝品の
コレクションの中でも特にこのエロン・マルチネスの作品群がお気に入りの様で、
ニューメキシコ州サンタフェにあるフォークアートミュージアムには
エロン作品だけの広大なジオラマの風景が展示されています。
時空を超えた素晴らしいメキシカンフォークアート、ぜひ手にとって鑑賞していただきたい
ミュージアムピースでしょう。

(サンタフェのインターナショナルフォークアートミュージアム、ジラード・ウイングの中心にあるアカトランの街のジオラマ)
【Heron Martinez Mendoza】
1950年代から1980年代まで、プエブラのアカトランという街で工房を持っていた
エロン・マルチネス・メンドーサ。
30年以上に渡り、ファンタスティックな陶器を生み出しメキシコのフォークアートの歴史に名を残す偉大なグラン・マエストロ。
彼と妻のオリビアが60年代に製作した数々の白い陶製オブジェは、
アレキサンダー・ジラードや利根山光人といった、メキシコ民芸のバイブルとも言える著書でその名を刻んでいます。
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またメキシコ国内の民芸品を紹介する書籍にも必ず作家名が掲載されており、
作家性がない時代に、稀有な職人だったのが歴史から伺えます。
特に白い造形の作品は模倣する職人もおらず、
貴重な作品のため海外では高額で取引されています。
☞米国のコレクターズサイト
素材/陶器
サイズ/高さ33 幅 28 土台直径 9(cm)