スカンクはマヌエルの時代からヒメネスファミリーの得意なモチーフ。
それぞれのファミリーでかなり作風が異なる動物でもあります。
イサイアスの作品は大きく尻尾が特徴的。
こちらはそそりたった尻尾で威嚇しているような雰囲気。
作者本人も「Churro だろ?」(クールやろ?)という自信作の一体です。
素材/木
サイズ/ 尻尾含む高さ 45 幅 11 体長 33 (cm)
-ARTIST-
Isaias Jimenez Hernandez(イサイアス・ヒメネス・エルナンデス)
1961年生まれ。
マヌエル・ヒメネス・ラミレス の三男のイサイアスは、
兄アンヘリコとともに17歳から父の木彫りを手伝うようになり、
その技術を学びながら自らも腕を磨いていった。
特に深く印象的な目の彫りは美しく、彼独特の技法によるもの。
家族を持ってからも父マヌエルと同居していたため、そのまま生家の一部を増築しマヌエル・ヒメネス博物館を設立。
記録された書籍やアメリカのTVドキュメンタリービデオ、
そして貴重な父マヌエルの作品を展示している。
しかしまだまだ少ないため、海外のコレクターから買い戻すこともしているよう。
2002年には兄とともに中国政府に招聘され現地でファミリーの展覧会を開催。
観光客のためのワークショップや他の地域の民芸博覧会にも積極的に参加し、
ファミリーと博物館の広報に尽力している。