メキシコの北の大都市モンレイでは、1920年代にガラス職人が増えるにつれ
"Vidrio Monterrey"と名付けられた協同組合が誕生します、(後にVitro社に発展)
1936年にその組合に参加したガラス製品を生産するCrisa社が誕生しました。
同じくして大量生産を可能したプラント工場の建設が始まり、米国への輸出も盛んになります。
1960年代、米国のファイアーキングに代表されるようなオパールガラスの技術を導入し、
乳白色で半透明なガラス製品ブランド "Termocrisa" が生まれます。
上品な食器やカップがたくさん生産されましたが、メキシコ国内よりもアメリカに多く輸出され
60sの上品な食器たちはパイレックスと並び、日用品として人気を博したそうです。
1970年代には透明の耐熱ガラス製品に取って代わられ、Crisa社も米国の会社に買収されたため
Termocrisaシリーズは生産されなくなりました。
メキシコではリサイクルショップや骨董市などで現在でも見かけることができます。
こちらはティーカップとソーサーのセット。
大きなダメージはありませんが、一部スレや水垢跡がございます。
使いやすいサイズで古き良きヴィンテージカップで、ティータイムを楽しんでいただけそうです。
素材/琺瑯
サイズ/ カップ 口径9 高さ7 グリップ幅3 ソー サー 直径 15.2 高さ 2 (cm)