

ハリスコ州トナラは陶芸の街。
食器類や花瓶から植木鉢から民芸品まで幅広く、焼き物が作られています。
そのトナラの端っこにあるサンタ・クルス・ラス・ウエルタスという地域で
作られている"Barro Betus"=バロ・ベトゥスと呼ばれる独特の陶芸品。
白樺の樹液と卵白を顔料に混ぜ絵の具にして塗装していたため、
もこもした質感や厚みが特徴的。
代表的なオルテガ工房とメドラーノファミリーが現在も伝統を受け継いで、
カラフルでユニークな陶芸オブジェを生産しています。
こちらはメドラーノファミリーの伝説的な陶芸家、カンデラリオ・メドラーノさんの孫にあたるフアン・ラモス・メドラーノさんの作品です。
グァダルーペを祀った教会で、口髭を生やしたメキシカンな男たちが躍動感たっぷりに並んでいます。
針金を巧みに操り、鳥たちが教会を囲う様子を表現しており、鳥たちも男たちも、今にも動き出しそうです。
80年代物のビンテージ作品で、色褪た外壁もまたいい味を出しています。
男たちの服や内装など、色のついている部分はしっかりと鮮やかに発色しています。
背面には "J.J.R.M"のサイン入りです。
大きすぎないサイズですが、色使いや装飾が相まって存在感は抜群。
インテリアやコレクションにいかがでしょうか。
※経年劣化による黄ばみがみられます。ご了承ください。
素材/陶器 針金
サイズ/ 高さ 29 幅 17 奥行き 12(cm)