ハリスコ州トナラの端っこにあるサンタ・クルス・ラス・ウエルタスという地域で
少し変わった陶芸を作る工房が2軒あり、
そのうちのオルテガファミリーのアイテムです。
”barro betus"と呼ばれるスタイルは樹液を顔料に混ぜて塗装していたことが由来ですが
現在はアクリル塗装になっております。
ストレンジな作風のオルテガ工房は、メキシコ中の土産店で扱われるほど
有名な工房になりました。
こちらはテキーラを飲むブタの人形。
鮮やかな色使いと独特の筆運びが特徴的なペイント。
絵本から飛び出したような世界観がユニークな作品です。
ブタとイスは固定されていないため、自由な配置を楽しむことができます。
ゆるい雰囲気と色使いにメキシコを感じる存在感のあるオブジェです。
※イスの足に修復跡がございます。画像をご確認の上、あらかじめご了承ください。
素材/陶器
サイズ/ 【ブタのみ】高さ15.5 幅6.5 奥行き9 【イスのみ】高さ22 幅11 奥行き11 (cm)
【バロ・ベトゥス】
ハリスコ州の陶芸生産で有名な街トナラの西にあるバリオ(地域)、
サンタ・クルス・デ・ラス・ウエルタス。
なんの変哲もない下町ですが、ここにメキシコ民芸では
名の知られた3つの陶芸工房があります。
共通の陶芸技法はカラフルな彩色陶芸人形やオブジェ。
BETUSと呼ばれる松の樹の樹脂を顔料と混ぜ、釉薬として
色付けすると、モコモコとした質感になる不思議な陶芸品です。
60年代にこの町のカンデラリオ・メドラーノという職人の作品を
アレクサンダー・ジラルドを始め米国のデザイナーやコレクターが
こぞって収集するようになり、広く知られることになりました。
現在、国内外で最も有名なのがオルテガ工房。
現在はヘラルド・オルテガさんが代表的な七面鳥や生命の樹などを製作。
メキシコ各地の民芸品でも販売されています。
もう2つはメドラーノ家で、カンデラリオの息子セラピオさんと娘のマリアさんの工房と
甥っ子のフアン・ラモスさんの工房があり、奥さんのヨランダさんもバロ・ベトゥスの職人でした。
そもそもオルテガ家とメドラーノ家も遠縁の親戚だそうで
スタイルやモチーフを変化させながら、この小さな町の伝統を引き継いだ陶芸品を
作り続けています。