サンタ・クルス 陶芸品 [セラピオ・メドラーノ 乗合いトラック29cm]

16,500円(税込)

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ハリスコ州トラケパケとトナラの間にある小さな地域
サンタ・クルス・ラス・ウエルタスで細々と作られている
バロ・ベトゥスと呼ばれる陶芸品。

凹凸のある表面が特徴で、カラフルかつ不思議なモチーフの
オブジェや玩具のようなものが製作されています。

こちらは60代半ばになる職人セラピオ・メドラーノさんの
作品。

大きなトラックと3人の人。
トラックの正面には「TONALA」と書いてあるので乗合バスなのでしょうか。それとも現場に向かう働く車なのでしょうか?
現場に向かうのでしょうか?

人は針金でつながっています。荷台に乗っている人と天井に乗っている人は取り外すことができます。

インパクトあるインテリアにいかがでしょうか。

素材/陶器 藁 針金
サイズ/ 横12 奥行き29 高さ24(cm)


【バロ・ベトゥス】

ハリスコ州の陶芸生産で有名な街トナラの西にあるバリオ(地域)、
サンタ・クルス・デ・ラス・ウエルタス。
なんの変哲もない下町ですが、ここにメキシコ民芸では
名の知られた3つの陶芸工房があります。

共通の陶芸技法はカラフルな彩色陶芸人形やオブジェ。

BETUSと呼ばれる松の樹の樹脂を顔料と混ぜ、釉薬として
色付けすると、モコモコとした質感になる不思議な陶芸品です。

60年代にこの町のカンデラリオ・メドラーノという職人の作品を
アレクサンダー・ジラルドを始め米国のデザイナーやコレクターが
こぞって収集するようになり、広く知られることになりました。

現在、国内外で最も有名なのがオルテガ工房。
現在はヘラルド・オルテガさんが代表的な七面鳥や生命の樹などを製作。
メキシコ各地の民芸品でも販売されています。

もう2つはメドラーノ家で、カンデラリオの息子セラピオさんと娘のマリアさんの工房と
甥っ子のフアン・ラモスさんの工房があり、奥さんのヨランダさんもバロ・ベトゥスの職人でした。


(セラピオ・メドラーノ 2021年6月撮影)

そもそもオルテガ家とメドラーノ家も遠縁の親戚だそうで
スタイルやモチーフを変化させながら、この小さな町の伝統を引き継いだ陶芸品を
作り続けています。



(ファン・ラモス・メドラーノ 2021年6月 撮影)


(工房に貼られていたヨランダ・アセロの大きなバナー)

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