
買い付けをする店主がお気に入りの、メテペックにある秘密の工房で作られている
土色のツリー・オブ・ライフ。
珍しいシルクイト=円形の幹に5口ものホルダーがついています。
そのため幅広で葉の数も多くとても華やかな印象。
中央の円空部が美しく、アースカラーと相まって
平和な大地や山を連想させます。
流行に惑わされず、何十年も同じ技法と意匠で作り続ける
メテペックの名もなき職人の素晴らしい生命の樹になります。
【メテペックの陶芸】
メキシコ州トルーカの離れ町メテペックは、陶器生産が盛んな町。
大昔は山岳地帯 ネバダ・デ・トルーカの湖の一部だったという地質から
陶芸に良質の粘土がよく産出したようです。
現在でもたくさんの工房があり民芸品だけでなく、食器や植木鉢など日用品の焼き物も生産されています。
一躍、この小さな町の名を知らしめたのはモデスタ・フェルナンデスという女性の職人。
彼女が作っていた水玉の小さな魔除け人形を1920年頃、ディエゴ・リベラが絶賛し、
メキシコシティの民芸博物館で個展まで開催させたそうな。
息子や娘たちも焼き物作りを手伝い、それぞれ工房をもつようになります。
彼らは現在ソテノファミリーと呼ばれ、ビビッドな色彩の生命の木や人魚を現在でも
作り続けています。
またゴンザレス工房やオルテガ工房など著名な職人がいる名工房では主にナチュラルな
土の素地を基調とした生命の樹や土人形の一大産地でもあり、
日用品の器に至るまで様々な陶器が生産されている街でもあります。
※梱包サイズ80を超えるため送料1100円になります
素材/陶器
サイズ/高さ 31 幅38 底直径 11(cm)