アンヘリコ工房では父マヌエルが製作していたような
古い木彫り人形のスタイルをレトロと呼んでいます。
(他ではオリジナルと呼ぶことが多い)
そんなレトロスタイルのオオカミ。
上品な杉の素地にメキシコらしいピンクのボディが映えます。
12歳から父の仕事を手伝っていたアンヘリコ・ヒメネスだけが
出せる彫りの大胆さと着色のおおらかさが見事にマッチした
現代に蘇った黎明期のウッドカーヴィングです。
素材/木
サイズ/ 高さ25 幅10 体長28 (cm)
-ARTIST-
Angelico Jimenez Hernandez(アンヘリコ・ヒメネス・エルナンデス)
1954年生まれ。
マヌエル・ヒメネス・ラミレス の次男で12歳から父の木彫りを手伝い始める。
彼が製作に加わるようになり、大きく作風が変化。
しっかり研鑽し滑らかな質感の仕上がり。
またいち早くアクリル塗料を取り入れ、ドット模様や細部に至るまでムラなく塗装が為されるようになり、
現在のファミリーの作風を作り上げた功労者とも言える。
作家性を保つために署名をいれるようになり、父マヌエルのサインも彼が代わりに書いていたようだ。
大きなサイズの人形を得意とし、緑や青の着色が好み。
息子2人のうちロケ は製作を中断中。アンヘリコJr は木彫り人形を製作しているが、
ファミリーの作風とは異なる現代的なスタイルで自ら工房を設立している。
娘マリカルメン夫妻が現在は父の製作を手伝っている。
ほぼ注文品のためオアハカ市内の民芸品店でも作品を見かけることは少ないかもしれない。