プエブラ マル・デル・アイレ 陶人形 復刻 [フローレス 弁護士] A

15,400円(税込)

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プエブラ州のマタモロスという小さな街で
マリアッチ楽団の演奏家だったアウレリオ・フローレスは
植木鉢や土鍋を作って行った稼業の手伝いをしていた時、
ふと、教会にあるような聖人の人形と香炉や燭台を
焼物で作れないかと考えたそう。

そこで1930年前後に誕生したのがArbola de la vida=生命の樹のキャンドルホルダー。
また子供のための魔除け人形やアダムとイヴの人形など
が人気となり、息子のフランシスコも仕事を手伝い始めます。


とりわけメキシコの死者の日の行事が世界的に知られるように
なると、ガイコツの人形を作り始め観光客に大人気になったらしく
米国にも輸出していたそう。

フランシスコが2006年に亡くなると、その跡を継ぐ者がおらず
フローレス親子の陶芸品は途絶えてしまいます。

店主は娘のエリアさんと知り合い、残っていた父親の陶芸品を
譲ってもらってましたが、ある時SNSを通じて孫のイリアナから
突然、連絡がありました。

「父でありフランシスコの一人息子コンスタンティーノが
また陶器を製作している。彼は父の晩年に仕事を手伝っていた。
どのような物を作ったら良いか教えて欲しい」
と頼まれ、当店とフローレスファミリーの復刻品プロジェクトが開始しました。

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こちらは、70年代頃までアウレリオとフランシスコが親子で手がけていた魔除け人形の復刻。

マル・デル・アイレ(悪い空気)を避ける人形と呼ばれています。

子供に悪霊がつかないよう教授や消防士、警官など
威厳のある職業の人形を部屋に飾る習慣があり、

ハーマンミラー社のテキスタイル・デザイナーだった、
A・ジラードのコレクションを展示した、
"The Magic Of A People"の写真集の表紙を飾ったのが有名。



これらの人形は12種類あり、それぞれ職業が異なります。

現在生産してもらっている、コンスタンティーノによると
この人形は弁護士だそうです。


日本の民芸運動や工芸家たちもコレクションに加えていた貴重なフォークアートが
が現代に蘇りました。



素材/陶器
サイズ/高さ 12.5 幅 7.2 奥行き 5 (cm)





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