こちらは日本国内では入手困難な60年代の不思議なグラス。
メキシコシティの"Feders"と呼ばれるガラス工房で、当時たくさん作られていたそう。
ガラスをリサイクルして型に流し込み形成しますが、特徴的なのは真鍮の枠。
これをはめ込むことにより、熱が加わり空気が入った時に、
丸みのあるポイントフォルムを産みだします。
このようなガラスのデザインは、モザイクライトなど照明もたくさん生み出した
職人フェリペ・デルフリンゲル。
彼は2013年に他界しましたが、工房は息子が継ぎ存続しています。
古いガラス製品は、50~60年代に活躍したミッドセンチュリーのデザイナーたちが、
こぞって集めていたため現在は高値で米国で取引されています。
ジラードがデザインを担当したNYのメキシコ料理店"La Fonda Del Sol"でも使用されていたため、
その筋のファンやコレクターたちも収集している、
オリジナリティ溢れる古いメキシコのガラス製品です。
とてもファットで大きいサイズのタンブラーです。
光で助ける美しい青色。
シミが多かったですが、しっかりメンテナンスをして真鍮部分も
輝きを取り戻しました。
11cm近い直径ですので、花束も飾れそうです。
もちろんレトロフューチャーなオブジェとしてインテリアとして
インパクトも強いアイテムです。
素材/ガラス 真鍮
サイズ/高さ17.5 直径10.7(cm)